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当社は1989年の会社設立以来、水溶性プリフラックス(OSP)の開発・製造・販売を行っております。
1990年に当社ブランド“CuCoat(ドーコート)”として販売を開始してから現在に至るまで、世界各国のユーザー様にご愛顧いただいております。
水溶性プリフラックスは銅表面上に一般にイミダゾール誘導体皮膜を形成させることで、銅表面上の保護(防錆、耐熱、はんだ付け性の維持など)を実現する表面処理薬剤です。
主に実装前におけるプリント基板(PCB)上銅表面の保護を目的として使用されております。
弊社はアルキルベンズイミダゾールを開発することにより、高耐熱性を実現しました。
Fig. 1 アルキルイミダゾール誘導体
Fig. 2 アルキルベンズイミダゾール誘導体
同様の目的を有する処理としては
はんだレベラー法、はんだメッキ(錫めっき)、金メッキ、銀メッキ 等
がありますが、これらの方法に対し、水溶性プリフラックスは
などの特徴を有しており、処理技術としてのシェアは拡大しております。
現状はPCB関連での採用が主ですが、
“ 銅表面の保護 ”
に着目した新たな対象への使用に関しましても、お気軽にご相談ください。